変形性膝関節症は完治させることはできるのか、このことについては多くの方がなかなか改善せず、加齢によるものだからと完治させることを諦めているのが実情です。
また、膝関節の軟骨が傷ついて磨り減ってしまうと、軟骨が元に戻らないと言われています。しかし、変形性膝関節症は膝関節や靭帯をしっかりとサポートできる筋力をつけることが出来れば、完治させることは可能だと言われています。
変形性膝関節症の治療にはまず痛みをできるだけ排除させることが求められます。この目標についてはほとんどの方がある程度改善できますし、痛みを完治させる方も多くいます。
変形性膝関節症はどうやって付き合っていけばいいのか、このことが最も重要です。膝に負傷を負ったままでどうやって生活していけばいいのか、このことを意識して、常に努力することが大切です。
肥満の解消やO脚の改善、冷え症の改善や生活様式の改良などが具体的な目標になります。すり減った軟骨が復活するのは椎間板ヘルニアを引っ込めるよりも難しいことです。
現状は人が復活した例は認められていません。また動物を実験にしたデータがあるそうですが、この場合は復活したこともあるようです。
しかし、コンドロイチンやグルコサミン、
モリンガなどのサプリメントを使用して、軟骨の生成を手助けしようとされる方も多くいます。
この場合も効果が全くないのかというとそうでもありませんが、生成されたとしても極僅かの部位を生成しているに過ぎません。
また、サプリメントでしっかりと栄養分を吸収すれば痛みを減少させる効果があるとも言われていますが、正直なところこちらも定かではありません。
骨の歪みを矯正する治療を受けた方が見事に改善し、足の様子もごく正常な状態になる例は多くあります。
軟骨がすり減ったままでも、筋力によって膝関節周辺をしっかりとサポートすることができれば、膝の痛みを解消することの意味は相当に大きいことだ、という方も多くいます。
変形性膝関節症のグレードがアップしてくると手術でインプラントを持つしかありませんが、できるだけ早期の治療によって温存し、痛みを解消するほうが負担もなく済みます。
ですので、変形性膝関節症を完治させるには早期治療と膝関節周辺の筋力強化がポイントとなってきます。