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加齢との関係性

変形性膝関節症の症状は主に膝の痛みと歩行障害があげられますが、これらの症状はお年寄りが訴える事が多い症状と合致しています。実際このような症状を訴えるお年寄りは多く、まだ確認していないだけで変形性膝関節症になっている方も多いのではないかと言われています。

このことから変形性膝関節症と加齢には強い関係性があると考えられますが、ひざの痛みを発症する多くの理由は、関節の軟骨などに異常が発生することと言われています軟骨部の柔軟性が失われることによって、どんどん削れていくようになり、ひざ関節の骨と骨とが干渉するようになることで骨が異常をきたします。

そして、異常をきたした骨が周辺組織を傷つけ、炎症を起こすことによって、さらに強い痛みを与えたりといった具合に軟骨の異常をきっかけに様々な症状を引き起こしていきます。この軟骨の柔軟性が失われる理由の一つが加齢によるもので、人によって多少の差はありますが、加齢が進むにつれて少しずつ軟骨の柔軟性は失われていきます。

もちろんひざの痛みの原因全てが加齢によるものというわけではありません。肥満によるひざへの負担の増加も原因となりますし、運動不足による筋肉の衰えもひざの負担を骨に集中させることにつながります。

さらには事故などの外部からの強い衝撃によって変形性膝関節症になることも報告されているので、場合によっては加齢とは縁遠い若い方が症状を発症してしまうことも十分考えられます。

とはいっても加齢によって変形性膝関節症になる可能性が増大することは否定できないので、年を重ねるに連れてひざが痛むようになってきたという方は一度病院で診察することが良いでしょう。痛みの原因が何なのかさえ分かれば対処法も用意できるはずなので、加齢のせいだからと諦めずに治療を行ってください。